Symfony5の公式電子書籍『Symfony5 The Fast Track』の日本語訳版、『The Fast Track – 基礎から最速で学ぶSymfony5入門』の翻訳をお手伝いしました。
どんな本なの?
Symfonyは、再利用可能なコンポーネント群から必要なものを選んで、開発していけるPHPのフレームワークです。この本は初めてSymfonyに触れる方はもちろん、Symfony経験者も現在のモダンな開発方法に触れることができる入門書になっています。
なぜ翻訳を手伝ったのか?
きっかけなんですが、たまたま↓のツイートがTLに流れてきました。
Symfonyはお仕事でも使っているフレームワークですし、ぼくが知る限り公式が日本語版のなにかを用意しようとしているのはこれが初めてで、推しフレームワークであるSymfonyのプロジェクトに参加できるなんてラッキーなので、これはぜひ参加したい!と思ったんですが、この時(2019/12月中旬)は実行委員長をつとめたWordCamp Osaka 2019が終わって2週間ほどが経過した時期で、準備や後作業を終えて燃え尽き症候群になっており、すっかり灰になっていて、やりたいなーとは思ったものの、体が受け付けなかったのでスルーしました。。
年があけて2020年2月、まだ翻訳作業が続いているという情報を@ttskchさんに教えてもらい、気力も回復していたので参加のお願いをし、参加させていただくこととなりました。
どうやって翻訳したの?
メンバーとのやりとりはGitHubチーム、翻訳作業はオリジナルの翻訳ツールを利用して翻訳していきました。





左に原文、右に翻訳文章を入力していきます。入力後、翻訳者以外2人がチェックしてOKを出すと、翻訳完了となります。翻訳OKになったあとも編集できますが、再編集すると再度2人のチェックが必要になります。ぼくが入ったときにはおおよそ6割ほど翻訳作業は終了していて、いくつかの章と翻訳チェック作業を主に行っていきました。
翻訳チームに参加しているものの、実は英語が得意!というわけではなく、簡単な英文はそのまま翻訳。複雑な言い回しや自信がないところはDeepLを利用しておおまかな日本語訳を確認して、前後や他の文章と体裁が合うように調整していきました。ぼくが翻訳した文章は半分程度はDeepLのお世話になっています。それでも無事翻訳できました。
おわりに
途中からの参加でしたが非常に良いチームで、お互いをフォローしながら順調に作業できたのではないかなと思います。莫大なページ数(350ページ)でしたが、無事やり遂げることができたのはチームの力が大きかったです。とても良いOSS活動ができました。ぜひ手にとってご覧いただければと思います。タイポや翻訳ミスなどがありましたら、ぜひご連絡ください。